インドア趣味の集会所

空調の効いた部屋で遊ぶのだ。

【定番ホラー小説 3選】

1.リング

 鈴木光司

 

ジャパニーズ・ホラー最高の傑作!
日の同時刻に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した四人の少年少女。雑誌記者の浅川は姪の死に不審を抱き調査を始めた。―そしていま、浅川は一本のビデオテープを手にしている。少年たちは、これを見た一週間後に死亡している。浅川は、震える手でビデオをデッキに送り込む。期待と恐怖に顔を歪めながら。画面に光が入る。静かにビデオが始まった…。恐怖とともに、未知なる世界へと導くホラー小説の金字塔。

 

映画を知っている人は多いが、小説はまた違った面白さがある。

とにかくページをめくる手が止まらない。

内容を知っていても問題ない、今すぐ読むべきである。

徹夜覚悟の一冊。

 

 

 

 

 

2.バトル・ロワイアル

  高見広春

 

西暦一九九七年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。城岩中学三年B組の七原秋也ら四十二人は、修学旅行バスごと無人の島へと拉致され、政府主催の殺人実験を強制される。生還できるのはたった一人。そのためにはただクラスメイト全員を殺害するのみ――。現代日本を震撼させたジェットコースターデスゲーム・ノヴェル。

 

これも映画が有名であるが、もちろん原作あってこその面白さである。

分厚い本だが一気に読んでしまえるほど面白い。

ホラーかと言われると少し微妙だが、当然読むべき一冊である。

作者は次回作を一向に出す気配を見せない。

 

 

 

 

3.黒い家

 貴志祐介

 

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

 

とにかく怖い。恐ろしい。前半のゆっくりとした展開から後半の怒涛の展開へ。

けた外れの恐怖を体験したい人におすすめ。

ちなみに作者の貴志祐介氏は上でも紹介した「リング」を読んでホラー小説を書き始めたらしい。